今月上旬、慈恩寺参詣をしてきました。
山形県の寒河江にあるお寺で、742年に聖武天皇の勅願により創建されたと伝わり、遅くとも平安時代にはその名が文献に登場する古刹。
鎌倉時代には大河で登場する大江広元が寒河江の地を治めることになり、この慈恩寺も大江氏の保護を受け、戦国時代には大江氏を滅亡させた最上氏により、さらに江戸時代には東北一の御朱印高を許された東北一の巨刹になった歴史があります。
境内は江戸時代に建立された本堂や三重塔があり、また平安時代や鎌倉時代に制作された多くの仏像を今に伝えており、東北のお寺と言えば中尊寺や毛越寺・山寺・瑞巌寺が有名ですが、それに勝るとも劣らないお寺であるということができます。
山門は江戸時代1736年建立。彼岸花が植えられており、その歴史に華を添えています。
これが本堂。1618年、当時の寒河江藩主最上氏により建立されたもので国重文。
今回は「特別展 慈恩寺と大江広元の時代」が開催されており、普段は公開されていない仏像含め、国重文指定のもの16躯・県指定のもの11躯が一挙公開されています。
拝観料900円を払って中へ。色々と拝観してきました。なもなも📿
本堂の拝観を終えたら薬師堂へ。江戸時代建立。鎌倉時代末期制作の薬師如来像(重文)など、この中にもいくつか仏像が収められています。なもなも📿
三重塔。1830年再建、県指定文化財。
御朱印も頂きました。
「弥勒尊」。ご本尊で1298年制作のもの、国重文。ですが、秘仏と言うことで今回の公開の対象ではありません。
参拝後は駐車場にある「慈恩寺テラス」へ。入館無料で慈恩寺の歴史を知ることができます。
そして館内にあるレストランで久々の寒河江名物「肉そば」もいただいて
まったりできた良き1日でした。