2013年 07月 02日
限界 |
6月30日。南東北遠征最終日。今日もうぐいちろう先生との釣り。
朝、宿の女将さんに見送りを受けて向かったのは、魚の数・サイズともにいい渓。
林道が渓のすぐ横を流れているので、足の痛みを抱える余にとっては、いつでも撤退できるということもあります。
宿の近辺では小雨混じりでしたが、トンネルを抜けると青空。どうしてこんなに違うのか?
人気河川ですが、お目当ての駐車スペースに車はいません。
そこに停めて支度をしますが、先生、なんとものんびりとしています。
「人がいないんだからゆっくりでいいじゃろ」とおっしゃるのです。コーヒーでも沸かそうとするんじゃないかと思うほど。
先生は暖かくなって活性が高くなってからやろうというのです。
でも、春先で朝は冷え込んでニンフにしか出ない状況ならわかりますが、我々、そんな時期に釣りに行くことはありません。
暖かくなるというより、熱くなってしまう時期。
そして、活性が良くなるのは一時的なもの。
どこでピークを迎えるか、という選択の問題に過ぎないと思うのですが。
しかも、待っている間に先行者に入られたら、たまったもんじゃありません。これが一番怖い。
先行者は鬼より怖いのです。
先生の御託にはとても付き合い切れないので、1人渓に入ると、何と1人のFFMが下から釣り上がってくる!!!
年券をお持ちの地元の方。上流に車を停め、下流まで林道を歩いて下ってきて始めたとのこと。上流には行かなかったから気付かなかった・・
事情を話し、ご厚意で、ここは我々に譲っていただきました。
先生のペースで入渓していたら、
先行者はいないはずなのになぁ、
何で釣れないんだろう?
てなことになるところでした。
ったく!言わんこっちゃない!
連れが入っていった入渓点から、見知らぬおじさんが出てきて驚いたうぐいちろう先生、慌てて渓に入ってきました。
「いや~、びっくりしちゃったねぇ~」
「・・・。別に変身したわけじゃないからびっくりすることはないと思いますが・・・」
始めます。先生、余を差し置いて、いきなりヒットです。
小イワナでしたが、昨日はほとんど釣れなかったので、いきなりの釣果で意気揚々。
「今日はガイドしてあげるよ」なんてほざく始末。
刀を抜きかけますが、昨日の宿では、余の湿布薬の臭いが充満する部屋での一夜を余儀なくさせて迷惑をかけてしまったこともあり、ここは抜きかけた刀を鞘に納めます。
「やったぁ~、ガイドお願いしま~す」とひきつった笑いを浮かべながら、余も負けじとロッドをフリフリしますが、反応はなく・・・
やっと8寸ヤマメが出てフッキングしましたが、あえなくフックアウト~。
あ~、も~。
左足の調子は最悪。
そしてこの渓、石がごつごつしていて、左足に痛みを感じながらこの石の渓を歩こうとするととても歩きにくい。
途中、左足の痛みをかわそうとしながら歩くと、バランスを崩してぐるり一回転、そして水没。。。
一回転して水没するまでの間、これまでの釣り人生が、走馬灯のように浮かんでは消えて行きました。
本当に左足が壊れそう。もう限界!今日は撤収!
盛期の東北の渓流のほとりで、うぐいちろう先生の帰還を待ちながら治療に専念するなんて
ぐやし~
朝、宿の女将さんに見送りを受けて向かったのは、魚の数・サイズともにいい渓。
宿の近辺では小雨混じりでしたが、トンネルを抜けると青空。どうしてこんなに違うのか?
そこに停めて支度をしますが、先生、なんとものんびりとしています。
「人がいないんだからゆっくりでいいじゃろ」とおっしゃるのです。コーヒーでも沸かそうとするんじゃないかと思うほど。
先生は暖かくなって活性が高くなってからやろうというのです。
でも、春先で朝は冷え込んでニンフにしか出ない状況ならわかりますが、我々、そんな時期に釣りに行くことはありません。
暖かくなるというより、熱くなってしまう時期。
そして、活性が良くなるのは一時的なもの。
どこでピークを迎えるか、という選択の問題に過ぎないと思うのですが。
しかも、待っている間に先行者に入られたら、たまったもんじゃありません。これが一番怖い。
先行者は鬼より怖いのです。
年券をお持ちの地元の方。上流に車を停め、下流まで林道を歩いて下ってきて始めたとのこと。上流には行かなかったから気付かなかった・・
事情を話し、ご厚意で、ここは我々に譲っていただきました。
先生のペースで入渓していたら、
先行者はいないはずなのになぁ、
何で釣れないんだろう?
てなことになるところでした。
ったく!言わんこっちゃない!
連れが入っていった入渓点から、見知らぬおじさんが出てきて驚いたうぐいちろう先生、慌てて渓に入ってきました。
「いや~、びっくりしちゃったねぇ~」
「・・・。別に変身したわけじゃないからびっくりすることはないと思いますが・・・」
始めます。先生、余を差し置いて、いきなりヒットです。
「今日はガイドしてあげるよ」なんてほざく始末。
刀を抜きかけますが、昨日の宿では、余の湿布薬の臭いが充満する部屋での一夜を余儀なくさせて迷惑をかけてしまったこともあり、ここは抜きかけた刀を鞘に納めます。
「やったぁ~、ガイドお願いしま~す」とひきつった笑いを浮かべながら、余も負けじとロッドをフリフリしますが、反応はなく・・・
やっと8寸ヤマメが出てフッキングしましたが、あえなくフックアウト~。
あ~、も~。
左足の調子は最悪。
そしてこの渓、石がごつごつしていて、左足に痛みを感じながらこの石の渓を歩こうとするととても歩きにくい。
途中、左足の痛みをかわそうとしながら歩くと、バランスを崩してぐるり一回転、そして水没。。。
一回転して水没するまでの間、これまでの釣り人生が、走馬灯のように浮かんでは消えて行きました。
本当に左足が壊れそう。もう限界!今日は撤収!
ぐやし~
by tono_1968
| 2013-07-02 07:00
| フライフィッシング